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I'll be back. こんにちは、Gun0826です。 ちょっと9つの世界を巡ってきました。 どうやらこの世界も、俺の世界ではないようですが・・・ 俺的には今年の目玉のひとつ、この映画に行かないとということで早速週末に行って来ました。 事前に初代?をCSで観て予行演習、ダダッダッダダッと心に響かせながら新宿へ。 俺が観たのはミラノ座。どうもシネコンは好かん。 新宿はスクリーンだけで8つか9つぐらいかかってますが、どこも盛況のようで、本国ほど酷い状況にはならない・・・かな。来週は早くも"リベンジ"が来てしまうので、この週末が山、という気もしますが。 あらすじ 時は2018年。核戦争で荒廃した世界は、人工知能搭載のスーパーコンピューター“スカイネット”に支配されていた。生き残った人々は抵抗軍を組織し、機械との最後の戦いに備えていた。部隊のリーダーであるジョン・コナーは、“スカイネット”がやがて自分の父親となるカイル・リースの命を狙っていると知り、彼を探し始める。一方、ターミネーターがさまよう荒野をたくましく生き抜く少年カイルは、核戦争のことも、今が何年かさえもわからない屈強な男・マーカスと出会う。(goo映画より) 見終わった印象を言うと、ソツなくまとめて来たな、という感じ。映画作品としてね。 今の映像技術でもって、ワラワラと殺人機(昔はこう訳してましたな)が見られるのは正直楽しいし、新手のターミネーターさんも沢山登場で、ジャンル映画好きとしてはそれだけでも十分お腹いっぱいっちゃそうなんですが。 監督のMcGはやはり相当なプレッシャーを感じてたとは思うんですよね、え?俺撮んの?みたいな。 ただ考えようによっちゃ、キャメロンとMcGって共通項もあるわけですよ。 「強い姐ちゃん萌え」っていうね。 それに「スーパーナチュラル」の製作総指揮とか、ジャンル映画に対するノウハウもあるわけですし。第一前提としての資質はまぁ、あると。 パンフレットに書いてあったキャメロン監督に教えを請いに行ったところ、彼が「エイリアン2」をリドリー・スコットから交代して請けた時の話をしてくれた、というエピソードは面白かったんですが(このパンフですが、劇場で購入されましたら、なるだけ見終わるまで読まない方が。ネタバレ満載です。岸川さん、もうちょっとケアしてちょ)、だからルックを変える、という方法は間違ってないと思うんすよ。 (「エイリアン2」も「ターミネーター4」も"戦争映画"というルックに改変してる点で共通しちゃったのも面白い) ジョナサン・モストゥよりはいい仕事したってのは確実でしょうし。 ただ、これもパンフレットに書いてあった事とかを引用するんだけど「エイリアン」シリーズが"リプリー"という強烈なヒロインの物語に帰結していくものであるように、「ターミネーター」はその"神話"の中心にいるサラ・コナーにまつわる話に帰結していかないと、やっぱり据わりが悪いわけで、そういう意味では今回、物語軸上の主役であるジョン・コナーよりも、マーカス・ライトという男がドラマ的に中心になってしまっている点が"弱い"んだな。 今回も3部作設定らしいので、今後ジョン自身の物語が語られていくことになるのかと思いますが。 (余談ですが、原題「Salvation」には"罪の救済"という意味もあるんですな。ここからしても、この物語がマーカスを中心に書かれてるというのが分かろうかと) 設定上の整合性についての話になりますが、「2」でも語られた「可能性の未来」ということになろうかと。 バタフライ・エフェクトじゃないけど、過去のどこかで違う動きがある事で未来のありようも変わるという。 だから本作は1作目の前の話・・・じゃなくて(劇中である人?も言ってますが)過去3作を踏まえた上での未来世界なんだなと俺は認識しましたがどうでしょう。 まぁ「細けぇこたぁいいんだよ!」なんですけどね。 もう一人の主人公(って言っちゃってもいいよな)マーカス役のサム・ワーシントン、今年は本家キャメロン監督の映画にも主演するそうですが、クールでニヒル(笑)なキャラクターでカッコよかったですよ。チャンベールの推薦で役に抜擢されたそうですが、今後売れてきそう。 McG好みの戦うヒロイン・ブレア役(なんとA-10のパイロットですぜ)のムーン・ブラッドグッドはもとチアリーダーにしてモデルというナイスなお嬢さんで、強気な表情とキレのいい動きが俺好みでした。 脚本チームは「T3」組らしいですが、パンフレットのチャンベールのインタビューによりますと、「ダークナイト」のライター、ジョナサン・ノーラン(クリストファー・ノーラン弟)が改訂稿を書いてるとあります。ノンクレジットなんで?ですが、この内容としては重苦しい展開のドラマは案外、ノーラン作品と通づるとこもありますかね。 なんでも製作中にスタン・ウィンストンが亡くなったとかで、ちゃんと彼に捧ぐになっていました。あともう一人、お名前が出てたんだけど読みきれませんでした。誰だろう? ちょうど今週からスーパードラマTVで「サラ・コナー・クロニクル」が始まるんで、そっちも楽しみながらもう一度この新章の始まりを反芻したいなと思っております。 公式サイト おまけ:玩具好きとしては、鑑賞後即、T-バイク(モト・ターミネーター)の購入を決定しました(笑)
by Gun0826
| 2009-06-15 15:31
| Movie
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