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5周年を迎えてイッパツ目がこれかよ、と自分でも思うが、なんでこんな事をつらつらと考えてみようと思ったかというと、実家に帰省した折に15年ほど前に出たJICC出版局「映画宝島・怪獣学・入門!」てな本が何故か不思議に状態よく本棚に収納されてた(俺の私物は貴重な玩具!なんかも含めて見事に処分した親父なのに、だ)のを久々に読んだせいだ。 この本は「ウルトラマン研究序説」が出版され、大森一樹版ゴジラが公開されていた頃に出たもので、テレビ探偵団とかがやっていた「過去の文化をつまみ食いして笑い飛ばす」という風潮のカウンターとして、ゴジラと東宝映画、そしてとりわけ円谷プロのウルトラシリーズについて、文化論、民族論、天皇論(!)そして各作家論を大真面目に展開している。余りにも有名な、 第二次大戦後、高度経済成長のもと日本の娯楽映画、テレビを支えたクリエイターたちにとって、戦前と戦後の体制の変化とそれがもたらした様々なパラダイムシフトは、彼らの作品に深く陰を落としてきた。戦後世代(含む俺ら)は、それをそうと知らずに、彼らの思想なり主義なりを、映画やテレビで見て、育ったのだ。 荒唐無稽なSFやファンタジーは、現実のカリカチュアとして、またIfを語る手段としてもっとも適していただろうし、時代もそれを許す自由度があったのだろう。 俺らが夢中になって観ていたウルトラシリーズ。 そのクリエイターの多くが、当時の日本映画界の先鋭たちと交流があり、ともに仕事をしていたのは有名な話だと思う。今のように、アニメはアニメ、特撮は特撮、という感じでクリエイターの棲み分けはなされていなかった。 我々は気づかずに当時の先端のクリエイターたちの仕事を見てきたことになる。いい時代だったのかもしれない。 第一次ウルトラシリーズの実相時昭雄監督作品のライターとして知られる佐々木守。彼とともに「創造社-ATG」で映画を作ってきた大島渚氏は松竹ヌーベルバーグの旗印だった。同じ創造社には後に「怪奇大作戦」や「ウルトラマンタロウ」で健筆を奮う石堂淑郎もいた。「ウルトラセブン」「怪奇大作戦」で頭角を現した当時の新人ライター、市川森一は後に唐十郎や映像派・山際永三とコンビを組んでいく。 例えば「怪獣学・入門!」には、佐々木守はウルトラシリーズとその後の作品に反体制(戦後における安保体制と象徴天皇制)思想を籠めていた、とある。佐々木は意識的に、怪獣という存在に「虐げられる者」を重ねた作家だ。それは大島渚との一連の仕事でも見られるもので、「虐げられる者」を見つめ、シンパシィを表明する視線の中から「絞首刑」という作品も生まれたという。 ウルトラマンというヒーローは「地球の平和を守る」者である限り体制側に身をおく存在であり、それ故佐々木の諸作品は、怪獣=虐げられる者=体制を脅かす側を主眼に置いたものばかりだ(ここで急いで書きとめておくが、俺は佐々木守の諸作品が嫌いではない。特撮の面白さを教えてくれたのは、彼の諸作品であることは間違いないからだ)。 我々が幸運だったのは、そんな作品を許容しながら、シリーズ構成者としてバランスを取りながらトータライズした金城哲夫という才人がいたことだった。いわば当時の「虐げられる者」である沖縄人でありながら、金城は表立ってそれを作品に表すことはなかった。 寧ろ積極的に日本と沖縄の架け橋になろうとした金城とは対照的に、「沖縄人」としてのアイデンティティを作品に込め続けた上原正三は、第二期ウルトラシリーズ「帰ってきたウルトラマン」でメインライターを務めた後、一貫して子ども番組を書き続けている。戦後の子供世代が一番多く観ている作品の脚本家は上原氏ではなかろうか。 氏の代表作といえば帰マンの「怪獣使いと少年」を挙げる人も多いと思うが、あの作品に象徴されるように、氏の作品の根底には「差別」という問題が根深く息づいている。 しかしここでまたも幸運だったのは、上原氏にとって「差別」とは「する者」/「される者」という単純な二分化できるものではなく、「沖縄人もまた差別をする」と氏自ら語るように人間本来の感情として捉えられていた点で、そこに民族や階級といった意識はなく、最後は「個人の意志」であるという定義が(無意識に)なされていた点だった。 話が長くなって何が何やら、という感じだがこうして我々戦後世代の「子供」は、怪獣と、それを倒すウルトラマンの姿のドラマに気づかぬうちに「反体制」を観てきたわけだ。 この話がどの辺りに落ち着くのかよくわからんまま、次回へと続く。
by Gun0826
| 2009-09-14 17:50
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