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「グリーンホーネット」も「RED」も観たい。 「トロン・レガシー」はまだやってるのか? 「イップ・マン」もキニナルなどと思いつつ、これだけは逃さないぞとばかりジョニー・トー先生の「MAD探偵(神探)」に突撃してきました。 すでに映画祭公開されていますが、漸くの一般公開。 K's CINEMAはどうもプリントではなくDVDをプロジェクター投影してるような画質、ひどい音響でしたが、それでもトー節炸裂(というか、多分にワイ・カーファイ汁でしたが)な一作で打ちのめされましたの巻。 あらすじ 5年前。西九龍署・刑事課へ配属された新人のホー刑事(アンディ・オン)は、そこで奇妙な犯罪検証を行う先輩のバン刑事(ラウ・チンワン)に出会う。吊された豚の肉塊に凶器で斬りつけ、自ら旅行カバンに詰め込まれ階段を落下する。我が身を殺人被害者と同じ状況に置くことで、バンは真犯人を突き止めていた。 goo映画より 冒頭数分でチンワン兄扮するバンの異能っぷりを新人刑事ホー(アンディ・オンもいつの間にかトー組なんだねぇ)の目線で見せ、われわれはあっけなくトー先生の映像の魔界に呑み込まれる。巧い。 本作は実際に起こった事件を基にしているそうだが、作品の力点は謎解きではなく(何故なら見てる人間には犯人はコウだということは最初から判ってるから)、人間の内面の多面性、そしてバンという男の内面の暗黒と孤独な魂をこそ描こうとしている。 人はみな内面に、隠された別の面を持っている。 バンにはそれが、あたかも別の"人"として見える。というか、そちらの方をその人の本質として見ている。 最初のうちはこのカメラのトリッキーさに戸惑うが、見ているうち次第にこの感覚に慣れていく。 それは精神の迷宮に入り込んでいくような感覚だ。 例えばコウを尾行するバン。本来一対一の尾行のはずだが、バンにはこんな風に見えている。 このコウの7人の内面人格は、要所要所で違う人としてバンには見えている。 食事している時には食欲をつかさどるかのようにラム・シュ演じる太っちょが、という風に。 いまどきならばCGで処理してしまいそうなところを、トー先生は実際に役者を入れ替え、ある時は全員を画面に出して演じさせる。 その、"みながそこに居る感"が画面にある種の緊張感をもたらし、異様さを際立たせる。 (その頂点がクライマックスの「鏡の間」だろう) その犯行の不規則さは、彼の内面のさまざまな人格がある時は暴走し、ある時は必死で制止しているからなのだが、犯罪者の内面を(というかまぁ人間の内面を)これだけ端的に描いて見せしかも納得させられるのは、やはりトー先生の魔術というしかない。 (今回は欧米の観客も意識して、極力分かりやすい描写を心がけたそうだ) 一方で、バン自身もまた屈折した鏡のように、さまざまな面を見せる。 物語の冒頭、バンは上司に自分の耳をその場で切り落としてプレゼントしてみせるが、これは上司には一切別の人格が無い(裏表のない高潔な人物)であるためだとバンは言う。言ってみれば完璧な人なわけで、そんな彼に彼は自らが欠損している人間であることを示すかのように、耳を削ぎ落とし貢物とするのだ。 正に神が舞い降りたかのように鬼気迫る捜査ぶりを見せたかと思うと、まるで邪気のない子どものようにも見えるバン。 彼の中には、幻の妻(ケリー・リン)がいる。時には彼を厳しく叱咤もするが、常に彼を優しく見守る彼女こそ彼の正常な側面なのだろう。 実際の妻(ケリー・リン二役)は非常に酷薄な女性で、彼とはすでに離婚している。 彼は幻の妻とずっと同居しているのだ。 最初は超越者のように見えたバンの、超越者であるが故の孤独。 幻の妻をバイクに乗せ、夜の闇を失踪するバンの姿には言いようのない寂寥感が漂う。 そして実際の妻が目の前に再び現れたことで彼に訪れる決定的な「別れ」。 サイコスリラーのようなルックでありながら、ここにはまるでイー・トンシン監督が描くような人の心のドラマさえ描かれている。 因果応報的な視点であるとか、突如降り出す"雨"に「サイン」を見出すくだりとかは、同じ年に彼と共同脚本のアウ・キンイーが手がけた「天使の眼、野獣の街」に通じるものだ。 本作の夜の持つ雰囲気はどこか「マッスルモンク」にも似ている(まぁこの辺はトーさんの味でもあろう。本作の「森」の描写は恐らく、後に「復仇」に受け継がれていったのだろうし)。 銀河映像の強力タッグの見事なコラボレーションが本作では堪能できるのだ。 ちなみにパンフレットで指摘されてもいるが、紛失した拳銃が事件を左右する辺りは「PTU」と共通のモチーフだね。 さて犯人を思い切り書いておいてあれだけど、まぁここから先はまずは見てちょーだい。 エンディング近く、"怯えた少年"でしかなかったホーに現れるもう一人の「人格」に、無情を感じずにはいられないだろう。 ここまでのホーの追い詰められ方、バンの運命も含めて円環をなすような?構造が見事。 久々のトー組登板となったラウ・チンワンの凄絶な演技(Mr.Boo!でマージャンパイ食っちゃう人とは思え・・・いや)、ラム・カートンの徹底的に感情を廃したかのような無表情(なぜなら彼の人格役の7人がその部分は受けもってるから)。両者に絡めるのが純朴そうな?アンディ・オンなのが絶妙な按配だった。 ケリー・リンもすっかりトー組、今回も難しい役柄をこなしていました。 カーメン・リーの名前もクレジットでは見かけたけど、バンから見た実際の妻の姿(ややこしい)がそうだったのかな?わからん。 もしそうなら「無味神探」以来か? 89分というタイトな尺なんだけど、見終わった後の虚脱感は異常。それだけ見入ってたんだな。 本作は既にハリウッドがリメイク権を購入してるそうだけど、きっと駄作になると思う。 トーさんの映画は、トーさんにしか撮れないのだ。 公式サイト
by Gun0826
| 2011-02-21 18:26
| Movie
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