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「シン・ゴジラ」からの東宝8.15シリーズ第一作、岡本喜八監督(牧悟郎・違)による「日本のいちばん長い日」再検証をしてみる。 藤本真澄東宝が興行不信に喘ぐ中製作された戦争大作であり、東宝35周年記念番組として製作された本作は、復興から経済成長へと続く「戦後」の中で、それでも続く「ベトナム戦争」と間近に迫る「70年安保」を背景に革命を志向する学生運動という世相の中、本格的に「終戦(というより「敗戦」)」を検証しようという企画であった(公開は俺の生まれる前の年)。製作には東宝特撮の立役者、田中友幸も名を連ねる。 岡本喜八監督としてはキャリア中盤、脂が乗っていた頃と言えばそうかもしれない。「暗黒街」シリーズや「独立愚連隊」などアクション、ウェルメイドな娯楽作品に定評のある監督だが、緻密さとテンポのよさを買われての起用だったのかもしれない。 玉音放送が放送されるまでの、ポツダム宣言を受諾し大日本帝国が敗戦を決定する1日を、枢密院・宮内庁周辺と戦争継続を願いクーデターを画策する軍属に焦点を当て点描として描いていく。一般人はモブとしてしか出てこない。 まず1日ではあるがこれだけの人物量、情報量の物語を二時間強でまとめている巨匠・橋本忍の筆に驚かされる。 役人達と軍人達の熱量の違いが全体のコントラストとなっていて、役人達は「如何に粛々と戦争を終わらせるか」に奔走し、軍人は「どうすれば敗戦を認めず、戦争継続、本土決戦に持っていけるか」の為に駆けずり回る。 御前会議が何度かあるが、役人フェーズで見てみるとここでは阿南陸軍大臣(岡本の盟友・三船敏郎)と山村聰の海軍大臣が対立しながら、如何に敗戦を受け入れていくか、玉音放送をどのようにして録音して流すのかの皇室と宮内庁のやり取り(加藤武の書記官、庶務課長の浜村純などどれも名演)が二本の柱となる。 その下で、各々の重大な職務をこなさなければならない役人達の焦燥も描かれていく。特に海外にポツダム宣言受諾を伝える役目の戸浦六宏の苛立たしげな芝居、機転で玉音放送の原版を守る侍従、小林桂樹(江分利満!)の朴訥さなどのエピソードはそれぞれの局面で「あらすじ」を超える「ドラマ」をなしている。 俺のような人間が見てしまうと、どうしても黒沢年男達は当時の学生運動が照射されているように見えて、その「振り上げた拳をどうにもできず暴走してしまう」様と「予め分かっている敗北」の苦々しさになんとも身悶えてしまうのだが、彼ら当時の帝国軍人は本当に何を根拠に自国の勝利を確信していたのか、天皇を神輿として担ぎながら最後にはその神輿を壊してまで自我を通そうとするその狂信の恐ろしさを感じずにはおられない。 一方で鈴木首相に笠智衆が扮している事で、もうそれ以上にはない超然とした説得力が生まれているのはもう現在との役者力の違いとしか言い様がない。情報局総裁の志村喬も流石の存在感である。 どこか晴々とした表情で内閣総辞職を告げる笠智衆が「これからは若い世代に任せていく」と告げ、手続きの多さに愚痴る部下に志村喬が呟く「儀式だよ。日本帝国の葬式だからな」という台詞。観ようによっては次の世代にツケを回した様にも見えるこの幕引きの皮肉さは見事だ。 (因みに昭和天皇を演じたのは先代・松本幸四郎である。今生時代なので、パーツのみの出演) 本作のヒットにより東宝は8.15シリーズを夏の主力に据えていくが、徐々に人気は下降して、同じ岡本喜八の「激動の昭和史 沖縄決戦」でジリ貧に落ち込み、一旦製作がストップする。時に1971年、前年に三島由紀夫が自衛隊に決起を促して自決し、日活がロマンポルノに方向転換、大映が倒産した年の事である。 観終わってみると「シン・ゴジラ」と比べる事自体が不敬であるかのように感じられる映画であった。 ただ手法としてはトレスされているし、ひとつの大きな時代の転換を描くという意味では、リメイクの原田眞人版よりもカリカチュアされている分良いのかもしれないなとも思う。ゴジラに野村萬斎を使ったのは、本作の松本幸四郎が元ネタでは無かろうか(実際には樋口監督が「のぼうの城」で起用した縁との事)。 本作で脇役である田中浩、土屋嘉男や佐藤允、中谷一郎、いやさ若き日の児玉進のなんと存在感のある事か(若大将・加山雄三もNHK職員で出演)。 因みに近衛師団の連隊長役・藤田進は、インプレその3で書いた「帰ってきたウルトラマン」の地球防衛庁長官も演じている。この人の軍人演技は得がたいものがある(本人も軍属出身とか?)。 役者力の不足、これは特撮だけでなく刑事ドラマ、時代劇にも言える事で、現有戦力で戦っていくしかなく、愚痴っていても仕方ない。でもねぇ、平泉成さんが重しになってる現状は嘆きたくもなるわな。 という事で「日本のいちばん長い日」インプレでございました。
by Gun0826
| 2016-08-25 16:32
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