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今回は「ブレードランナー2049」について、もう少し考えてみる。 脚本のハンプトン・ファンチャーは本作を「命の質を描いている」と言っているが、これは「どう生きるか」という事の前に「生まれ出づる悩み」或いは「自分が何者であるか」という事について言っているように思う。 「貴種流離譚」とは物語の一類型であり、wikipediaから抜粋すると「ギリシア神話や日本の神話にも例が見られ、「高貴の血脈に生まれ、本来ならば王子や王弟などの高い身分にあるべき者が、『忌子として捨てられた双子の弟』『王位継承を望まれない(あるいはできない)王子』などといった不幸の境遇に置かれ、しかし、その恵まれない境遇の中で旅や冒険をしたり巷間で正義を発揮する」という話型」という事になる。 「世界を変えられる/救えるかもしれない自分」は実は本物の救世主を守るためのフェイクだった。そうした時に、この種のギリシャ悲劇モデルが大抵は(「スター・ウォーズ」がそうであるように)「父殺しの神話」として展開するのに対して、Kは父を守る。父とはリック・デッカードの事だ。ひょっとしたら自分の父だったかもしれない誰かを救って、Kは死んでいく(ように見える)。世界を救えるのは自分ではない。 この(レプリにとって)救世主になるかもしれないもう一人の本当の子供が無菌状態の中でしか生きられないという残酷。彼女こそが最高の偽の記憶を作る作者であるという残酷。この彼女こそ、間違いなくアップデートされた「神」であると本作は言っている気がする。 現代を生きる時に、かつて人々が憧れて物語にした貴種流離譚をそのままなぞらえて終われるほど、現実の「人間」の世界はもう牧歌的な夢を抱けなくなっている。複雑化した移民問題、難民問題、経済格差。自由競争社会の中で、本作が描くような新しい時代の、人種ではないレイヤーが生まれている。そこで生きる時にはもう自らを選ばれし者(達)と思うような甘やかな夢は通用しない。 ツイッターで「2049」の作品構造が女性差別的だという指摘を見た。 そんな世界を変える可能性を持つ強さを持つのは「母」である女である、と書くとまた語弊があるだろうが、本作は死者として登場する偉大なる母・レイチェルの物語であり、よくよく見ていくと、デッカードは何もしていないのに気づく。大いなる子の父親としてよりも、既にドロップアウトして父から降りている大人の男が、成長した我が子に詫びに行くような話しか見えないと言ってもいい。この二人の間の葛藤もオリジナルカットにはあったのかもしれない。また植民地惑星での争い事も。レジスタンスの実質リーダーが女性である事、先の節でも書いたように救世主が女の子である事、などから、本作の重要なポジションは女性が占めているという事が見えてくるのではないか。 奇縁だなと思うのは、「子供が生まれる事」が大きなテーマとなる作品に、監督であるドゥニ・ヴィルヌーヴが連続して関わったという事だ。彼の前作「メッセージ」とこの「2049」はどこかでクロスフェードを起こしているような、そんな錯覚にとらわれる部分がある。
by Gun0826
| 2017-12-15 17:16
| Movie
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