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こんにちは、ネトウヨです。 このお話のその1はこちら。随分時間経っちゃった。 さて話はいきなり脱線するが、アメコミの「X-MEN」はミュータントたちの物語であるが、その根底に恐らく人種差別の問題がテーマとして織り込まれている。変異体であるが故に迫害される彼らは、ある者は人々に対して反旗を翻して「反体制」側の人間となる(ブラザーフッド側ね)。 そういう意味では彼らミュータントも日本における「怪獣」と同じコードを持った者たちであり、より直接的な比喩であると言える。 面白いのは「X-MEN」のブラザーフッド側とX-MEN側の両陣営が流動的で、敵味方の区別が必ずしも決定的でなく曖昧である点だ。この辺りは多民族社会であるアメリカという国を考えると、非常に興味深い点だ。 (映画版の「X-メン」は監督ブライアン・シンガーが自らのゲイ差別の記憶を作品に投影しているという話もあった。表向きには人種差別が目立たなくなった現代アメリカにあって、性差別は新しいマイノリティの問題という事だろう) 本線に戻る。 「虐げられる者」「迫害される者」の主張は常に正しい、と言ったのはその1でも書いた佐々木守だ。 しかし、だ。 佐々木守は、上原や金城のような沖縄人でもなく、市川森一のように母を幼少で喪い継母に苛め抜かれた過去を持つわけでもない、言ってみれば迫害された過去を持たない人間だ。彼の中にあったのは、信じてきた「神国」日本の敗戦とそれによるパラダイムシフトだけだ。それまで強制的に信じさせられていたものが崩壊した、そんな世代が佐々木の世代なのだ。戦中世代の彼にとって、"敗戦"は自らの罪過だった。背負うべき十字架だった。 彼らが殊更、"日本国内で虐げられてきた者、迫害されてきた者"にシンパシィを表明したのは、自らの罪滅ぼしをしたいが為ではなかったか(金城哲夫をノイローゼにさせた大江健三郎の「破壊者ウルトラマン」なんてのもその代表例だろう)。 全共闘でも負けて、それでも「明日のジョー」になって国外に飛んでいくわけにもいかず、戦後の高度経済成長と繁栄を謳歌した罪悪感(これも切通理作氏の「怪獣使いと少年」からの引用になるが、佐々木守は戦中であっても白米が食べられた「裕福な家庭」に育っている)。 この裕福な(だいたい、大学行けてたんだから金があったという事だよな)インテリたちの罪悪感(全然関係ないような話だが、現法務大臣の千葉景子女史はかつて"全共闘"の反体制側の人だったそうだ)が自虐史観による教育に反映され、同時にヒーロードラマであっても善悪の相対化を見せられて育った戦後世代の子供達は、無意識のうちに体制に迎合するだけのヒーローに対しては違和感を持つようになっていった。 そして時代は流れ、石油ショックを経て低成長期に入るとともに第二次怪獣ブームを終わり、子供番組を主戦場としていた佐々木、市川らは、反体制の気分だけを当時の子供たちに残して大人向けドラマに移行、その主張も徐々に直接的なものではなくなっていった。 不思議なのは、日本のアニメシーンではいくつかの例外を除けば、反体制的(というより左翼的、というべきか)なメッセージを持つものは少ないことだ。 「宇宙戦艦ヤマト」は劇場版の監督を桝田利雄が担当したことでもわかるようにどう観ても"右"な作品だったし、「機動戦士ガンダム」の富野喜由季氏の諸作が物語の敵として想定するのは全体主義的、独裁主義的な国家だったり(まぁこれがある意味反大日本帝国的と言えなくもないか)、ヒーロー側のアンチテーゼだったり、反戦が堂々と謳われる作品は少ないように思う(近作である「ガンダムSEED」「ガンダム00」がその路線にあるようなのだが未見なので知らん)。 それは近年のアニメ作品が勧善懲悪のフォーマットをいち早く投げ捨てて相対主義的な世界観を持てるからかもしれない。(ガンダムとZガンダムの善悪の逆転などは、まさに相対化できるからこそ可能なのだろうし)。 ちなみに富野氏は「極端な右も左もいかんということです」とどこかで語っていた。 よりターゲットを低年齢に設定し勧善懲悪フォーマットをとらなくてはならない特撮ヒーロー作品こそ、ヒーローのジレンマが表れやすいという事なのかもしれない。 事実、いつからか悪の組織はカリカチュア化され、「改造人間」という言葉さえ人権上の問題?で使えなくなった。 平成ライダーシリーズを見ると顕著だが、彼らは「世界の平和」も「日本の平和」も守っていない。 彼らが守れるのは、とりあえず「自分の大切な人たちの笑顔」であったり、「自分以外の人の夢」であったり、ごく限られたものでしかない。彼らはいつの間にか、ヒーロー(キャラクター)でありながらヒーロー(体制の秩序を守る者)では無くなっているのだ。 さて平成ライダーという言葉が漸く出てきたところで、このシリーズの立役者であるプロデューサー(現在は東映東京撮影所次長、でしたっけ?)の白倉伸一郎氏の話に漸く行けるわけだが、俺よりちょっと上の世代である白倉氏は、恐らく自虐史観と反戦教育の中に育ち、俺らよりもウルトラシリーズに込められたライターたちのメッセージを直接的に受け取っていると思われる。 「仮面ライダーBlack RX」をけちょんけちょんにけなして入社試験に通ったという白倉氏が担当するライダーシリーズが、正義を守るヒーローになろう筈もない。 湾岸戦争や9.11とそれに続くイラク戦争をモニターを通して見た我々にとっては、いまや守るべき「正義」とは実は相対的な価値観でしかない。それを白倉氏は「仮面ライダー龍騎」という作品で暴いてみせた。編集長が最終回で語るように「ここにあるのは正義でもない。悪でもない。ただ純粋な願いだけである」それこそが戦争というものであり(というか相対する利権同士というか欲望同士の戦い)、"正義"などというものは守るに値しないものなのだということ。 「龍騎」以降の白倉氏プロデュース作品がうちに閉じこもってしまっているようなものに見える(「555」しかり「カブト」しかり)のは、彼がある意味、「龍騎」で語るべきことを全て語ってしまったからではないか、とも思える。 「電王」で「時間」さえも「個人の記憶の中にあるもの」と相対化してしまった白倉氏が次に手がけたのは、皆さんご存知の通り「ディケイド」である。 「世界の破壊者」であるディケイドの物語を良く見ていくと、彼はいくつもの世界を回り、その都度ある程度の均衡を保っていたその世界の秩序を壊して、あとは放り出して去っていく(海東編=劇場版ブレイド組編が最も顕著か)。 驚くべきことに、「ディケイド」では遂に、ヒーローが反体制的存在そのものになったのだ。 それが日本という国の戦後の子供番組がたどり着いた、ひとつの結果なのだ。 かつて"全共闘"だった団塊の世代が社会の中枢に居座り、政権交代というパラダイムシフトが起こった年に「ディケイド」が登場したのは、ある種象徴的な出来事だったのかもしれない。
by Gun0826
| 2009-12-04 20:25
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