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実は俺、今年劇場初がこの映画でした。情けない。 ずっと待ってたトー一座((c)滝本誠)ミーツおフランス 「冷たい雨に撃て、 約束の銃弾を」。 長ぇよ。 公開二日目の新宿武蔵野館はキャパが少ないせいもあるけど大入満員。年齢層はかなり高めでした。 若い子はこういうの、興味ないのかしら。それでも大人の女性、ってな感じの美人なんかもいて嬉しかったり(どこ見てるねん)。非常にドキがムネムネしながら、スクリーンに向かったのである。 [あらすじ] 表向きはフランス料理店オーナーだが、実は腕利きの殺し屋だった過去を持つコステロ(ジョニー・アリディ)は、過去に受けた銃弾がもとで、記憶を失いつつあった。そんな時、マカオで暮らす最愛の娘とその家族が何者かに惨殺されたことを知らされる。単身マカオへ乗りこんだ彼は、異国の地で出会った3人のヒットマンたちと手を組み、仇を討つことを誓う。しかし、徐々に復讐を誓った記憶さえも失い始める……。goo映画より 引用ばっかで恐縮なんだがパンフレットに再掲されていた滝本誠氏のレビューが「再演」と書いていたりするように、本作はフィルム・ノワールの本場フランスからスペシャルゲストスターを招いた、ジョニー・トー作品の現状での総集編、総決算みたいな作品だった。 それ故、新しい試みがそんなにあるわけではない。トー監督自身三部作と言ってるけど、これは「ザ・ミッション」「エグザイル」に続く「鬼(クァイ)」シリーズの一作といった感じ。フランス人が出ようが誰が来ようが、トーさんは揺るがない。 物語のキーとなるのは、コステロ(ジョニー・アリディ)が、記憶を喪っていくという点。 復讐というもっとも記憶に強く結びつく「情念」と、記憶を喪うという「状況」、その中で描き出されるのは「義とは何か」、そして「生(生きる)とは何か」ということ。 コステロがホテルの部屋で、死んだ孫や負傷した娘の写真に書き綴り続ける「Vengence」の文字。 忘れないために名前が書かれた殺し屋三人組のポラロイド。そして彼の愛銃となっていくコルト・ダブルイーグル(詳しくはtonboriさんのエントリで)に刻まれた仇敵の名前。 それら横溢する情念と、それが無効化していく瞬間。 三人組の若者チュウ(ラム・カートンが好演)は言う。「記憶を喪うのに、復讐に意味があるのか?」 リーダーであるクァイは答える。「記憶を喪おうと、俺は約束した。やるだけだ」 そして彼らは、この奇妙な友情で結ばれた"レ・フレール(兄弟)"のために、組織のしがらみさえあっさりと越えていく。 或いは、記憶を喪いながらもコステロが一心に仇敵を追い詰めていく終盤のシークエンス。 男同士の"義"がこれほどシンプルに、力強く描かれている映画はほかにない。 もう一点、「生とは何か」。 本作ではトー作品の中でも抜きん出て料理をしたり、食事をしたりのシーンが多いと思うのだが、それは監督が言うところの「食べることは生きること」を象徴しているのだろう。旺盛な食欲を見せる組織の大ボス、ジョージ・ファン(お馴染みサイモン・ヤム。変態キャラモードの方です)。娘の遺した食材で料理を作り、殺し屋三人組に振舞うコステロ、その食事のシーンは日本のヤクザ映画でいうところの「盃を交わす」イメージだ。この件のガバメントの目隠し分解-組立競争は「セント・オブ・ウーマン」でアル・パチーノもやってたが銃というものを知り尽くしている、という描写として言葉ではなく映像で説得力を持たせる見事なシーンだ。 反面、冒頭の子どもたちが食事の前に始末されているように、食にたどり着けないものは生を掴み取れない。 マカオの<ビッグ・ママ>(演じるミシェル・イェはミス国際華僑だそうだ)のところに立ち寄った殺し屋三人組は、彼女の食事を食べることなく去っていく。それは彼らが、死に赴くことを暗示している(独り残されたコステロは、子どもたちと食卓を囲む)。 (コステロの直接の仇である組織の殺し屋達が森で家族と食事するシーンはさしずめ「最後の晩餐」か。この森での対決の前段のシーンがとてもいい。「殺れよ」「家族がいる」このやりとりだけで、クァイ達のキャラクターが分かる。勿論その後の決闘シーンは全身鳥肌もんの名シークエンスだ) 非常に端的に、生と死というものの対比が、ここには描かれている。 こうした暗喩がいたるところに散りばめられているからこそ、トー作品はただのアクション・ノワールでは終わらないのだ。 アンソニー・ウォン、ラム・シュはもうトー組には欠かせない役者となった。本作でも硬軟の柱となって作品のルックを支えている。ラム・カートンは本当によい顔つきをしている。監督はジャンユーやロイ・チョンにもオファーしていたそうだが、ラム・カートンで正解だったのではないだろうか。 少ない女性陣だが、こちらもすっかりトー組のマギー・シュウはすっかり女刑事がサマになってきた。 ジョニー・アリディに関しては俺は知識が無いのでなんともだが、その佇まい、あの瞳の色が作品に風格を与えている気はする。 パンフレットの監督のインタビューによると、この「復仇」でとりあえずアクション/ノワール路線はひと休みとなるらしい。そういう意味でも監督の総決算なこの映画、まずは映画ファンなら押さえておきたい。 公式サイト 予告。
by Gun0826
| 2010-05-17 19:03
| Movie
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