Twitter
お知らせとかリンクとか
現在、散発的にポストしている状態です。本格運転まで暫くお待ちください。 注意! インフォシークの無料HP スペース消滅に伴い、 旧エントリの一部の画像が 見られなくなります。 ご理解のほど、よろしく お願いいたします。 管理人が適切でないと 思ったTB、コメントは 予告なく削除します。 あしからずご了承ください。 リンク集。 お世話になってます。 - 中華芸能系 - アジアンパラダイス 香港電影迷宮+blog Hong Kong Addict Blog Beauty Lin - お友達系 - のんびりのびのびカメレオン←NEW! 大丁の小噺 ホビーさんブログ アルシオーネ戦記 ろべるともるが 面白ければそれでいい めか沢銃砲店日記 店主665の手記 ミクロの百日間戦争 ゼントラン&マイクロン プラタルジ ミクロで遊ぼっ♪ The Pit どっちかと言わずとも日記。とTF←New! - ホビー情報系 - アソブロック 情報まとめサイト フォロー中のブログ
読書記録゛(どくしょきろぐ) シネマ親父の“日々是妄言” プログ web-tonbori堂ブログ : Keep a dia... GROOVY DIARY 怪獣ブログ かたすみの映画小屋 だら>まい。 Q部ログ 最後の冒険日誌 La Dolcé vita ガラクタ二酸化炭素 ハッピーニャンコ探検隊 Thinkin' Snake プラスチックな友 退屈に見せかけて楽しい日々 Mi cinema log また天かつWarS NINE-SYSTEM 玩ぶろぐ 気まぐれ、暢気で、いい加減!? [Blog] ちいさな窓... afoto foto log 遊慈のEasy Life ヨロシク日記 bakubaku 妄想chronicle Yo joe!! カテゴリ
タグ
よもやま(172)
洋画(163) G.I.JOE(157) ミクロマン(148) その他ホビー(103) 香港映画(68) マーベル(64) 中華女星(49) 女性アクション(42) クールガール(25) MIA(24) アソブロック(23) MRS(23) 欧美女星(22) トランスフォーマー(21) 邦画(21) 装着変身(20) モデルガン(20) Leah Dizon(14) 歩いたり見たり食べたり(13) 最新のトラックバック
以前の記事
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ジェイク・ギレンホールの入れ込みようから、これはきっと良い作品に違いないと劇場へ。今や見られなくなった感のある「場末の映画館」な香りがふんぷんとする新宿シネマミラノ3にはぴったりのヴァイオレントでヘビィな作品だった。 「エンド・オブ・ウォッチ」公式サイト 監督であるデヴィッド・エアーは「トレーニング・デイ」の脚本でデンゼル・ワシントンに主演男優賞をもたらしたほか(あれは監督のアントワン・フークアの力も大きい)、今ではお化けシリーズになった「ワイルド・スピード」第一作の脚本を担当しているハリウッド・メジャーだが、プロフィールを見るとロスアンゼルスのサウス・セントラル(本作の舞台である)地区で育ったアイルランド系だという。ここがポイントで、サウス・セントラルはなんでも黒人とヒスパニックが多数をしめ、白人は極めて少ない場所だとのこと。そう、彼は白人でありながら人種的マイノリティの感覚を持って育ったのだ。 そして彼自身撃たれたことがあるというし、海軍に所属していたので「身の危険」とはどういうものか、町が持つ「ワイルドサイド(暗黒面、とでも言おうか)」がどういうものかを知っている。この企画は彼だからこそ撮れた映画だろう。それを「ストリート感覚」という言葉で表すのは陳腐にさえ思える、あの殺伐とした町の風景。 かつてドラマ「24」で夜のロサンゼルスの殺伐とした風景に感じた違和感。我々がイメージする天使の町の暗黒面。それが本作の描く「町」だ。 これまで「ワイルド・スピード(これもヒスパニックの車泥棒と家族の話ではある)」以外では警察の暗部を描くことが多かったエアーだが(キアヌ・リーブスの佳作「フェイク・シティ(原題:Street Kings)」もそうだった)、本作ではあまりスポットの当たらない制服警官の毎日の勤務を淡々と、映画的誇張が全くないドキュメンタリ的手法で描いていく。惹句にもあるが「これがロス市警のリアル」。リアリティ、ではない、と惹句は伝えている。これが日々実際に起こっていることだ、と。 冒頭、パトカーの車載カメラ(日付や何やが映っている)の見た目でなんでもない交通違反の車を取り締まろうとすると、いきなり銃撃戦が始まる。防弾のフロントガラスが傷つき、飛び出していった主人公たちはあっという間に拳銃の1マガジンを撃ち尽くし相手を制圧する。観客はこの映画が一筋縄ではいかない、観る者に緊張を強いる映画であることを見事に導入で印象付ける。 主人公が自分たちバディの行動をヴィデオカムで撮っているという設定には、臨場感を出したい、という意図以上に今の我々の「リアル(現実)」の捉え方についてのアプローチがあると思う。 我々はニュースを見る時、テレビ局の撮ったきちんとした映像よりも視聴者が撮ったという「動画(なぜかこれらのものは「映像」と呼ばれない)」にこそ、リアルを感じてはいないだろうか。個々が発信者となれる現代においては、そちらに「リアル」がある、というエアーの判断があると思われる。実際にこれらのハンディカメラの映像は演技をしつつジェイク・ギレンホールが撮影している。彼がそうすることで、映画内現実を生きているキャラクターと演技者が一体となり、キャラに「肉体」を与えていると言えよう。 警官達は日々死と隣り合わせで生きている。まるで「戦場」にいる兵士たちのように見える。鑑賞中の印象はキャスリン・ビグロー「ハート・ロッカー」に非常に近い。ある者は目を潰され、顔を潰され、脱落していく。しかし誰もそこに感傷は挟まない。映画の視点も冷徹そのものだ。 主人公たちが少しずつヒスパニックの麻薬組織に近づいていく様には、もう不安感しかない。火災現場で名もなき家族を救い勲章を得たり、人身売買組織を摘発したりはまさに命と引き換えに掴んでいく小さな報酬に過ぎない。彼ら警官にはどこか、「エリア88」の傭兵たちのようなところがある。「面白そうな事件はどれだ」「これは俺たちのヤマだ、邪魔するな」。何もなければこれ以上ないような退屈なパトロールの中、彼らは一種のアドレナリン・ジャンキーのような高揚を欲しているのかもしれない(そのあたりも「ハート・ロッカー」に通じる)。故に間に挟まれる車内での本当に愚にもつかない雑談や家族や恋人との貴重な「幸福な“何もない”時間」が活きてくる。切なくなる。 カタストロフは突然訪れる。普通のハリウッドアクションなら起こりそうな大逆転はここでは起こらない。そして、また警官が一人「エンド・オブ・ウォッチ(還らぬ人)」となる。ラストの葬儀のシーン、主人公は「彼は…家族だった」としか弔辞を述べる事ができない。そして観客だった我々の想いもいつの間にか主人公たちと同化している。 遺された彼らにとって、明日こそは無事に「エンド・オブ・ウォッチ(任務終了)」であきる日であることを、警官たちの平安を祈ることしかできない。 エアーが自らの生い立ちにまで戻って(本当に現地で撮影して)描いたこの作品は、バジェットこそ大きくないものの、彼の代表作になるだろう。 ここに来てハリウッドでは今までの黒人やイスラム系アラブ人の負ってきた役割が別の人種たちによって描かれるようになってきた。 ブロックバスターの「エンド・オブ・ホワイトハウス」は、今までハリウッドアクションが戦ってきた“エイリアン(宇宙人)”が“エイリアン(外国人/人種的マイノリティ)”であることをこっそりバラした映画だが(監督は奇縁にもアントワン・フークアである)、今また、人種問題/不法移民問題はアメリカが直面する非常に重要な課題としてある。本作はそのヒスパニック問題の現実も我々に提示してみせる。「やつらは俺たちより怖い」と劇中で黒人に言わせているが、それが今のアメリカの「リアル」でもあるのだ。
by Gun0826
| 2013-09-18 22:26
| Movie
|
ファン申請 |
||