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落ち込んでてもしょうがないので、ジョニー・トーの「大事件」の初日に出かけた。 公開を待ち続けてた映画だ。新宿武蔵野館のレイトでもよかったのだけれど、待ちきれずに渋谷へ。 新装開店となったシアターN渋谷(もとのイメージフォーラム)、小さい劇場だけど人の入りは上々。 冒頭の7分間の長回しが話題になってたので、ちょっと緊張しながら(なんでやねん)スクリーンに見入った。 大陸からやってきたユアン(リッチー・レン)をリーダーとする強盗グループが潜伏するアパート。 重案組のチョン(ニック・チョン)達が今にも突入しようとしていたその時、偶然居合わせた一般の警官の職質がもとで銃撃戦が開始されてしまう。 ユアン達は警官を射殺して警察車輌を奪い逃走。追うチャン達だったが、その過程でマスコミが手をあげて命乞いする警官を撮影してしまった事から、警察への批判が集まってしまう。警視総監(サイモン・ヤム)はO記のエリート捜査官レベッカ(ケリー・チャン)の提案を受け入れ、犯人逮捕を一種のショーに仕立て上げてマスコミに流し、警察の威信を回復する事を命ずる。 ユアン達は第二の犯行を企てようとするがチョン達が急襲、再度の銃撃戦からユアン達はあるアパートにタクシー運転手(ラム・シュー)親子を人質に立て篭もる。古ぼけたアパートを舞台に、犯人と警察の情報戦が始まる・・・。 ストーリーは大まかにはユアン達強盗団と現場の刑事チョンの部隊、そしてレベッカ達のエリートチームの3つの視点から描かれていくが、スパイスとして強盗団が立て篭もるアパートにもう一組、大陸から来た殺し屋チュン(ユウ・ヨン)達が潜伏しているという設定が加わり、文字通り息つく間もなくラストまで転がっていく。 レベッカ達は警察の勇敢さや被害にあった人々の哀しみにくれる様子、家族の想いなどをメディアに流して印象操作を行おうとするが、ユアン側も負けずにPCからメディアに実際の映像などを送って警察の偽装発表を糾弾する。この丁々発止の合間にユアンとチュンの間に友情が芽生えたり、必死で犯人を追うチョンの執念が絡んだりと僅か90分の尺の映画としては非常に濃密な情報量が洪水のように押し寄せ(警視総監とレベッカの間の親密な関係さえも1シーンで匂わせる)観る者を圧倒する。 それこそ、観ている観客を一種のイメージ操作の渦に落とし込むようなそんな錯覚さえ感じさせる鬼気迫る映像空間。トー先生は裏切りません。 エンディング近く、ユアン、チュン、そしてチョンの間に不思議な連帯感(とはいえ、そこには追う者、追われる者の違いは明確にあって馴れ合いにはならない)が芽生える辺りはあの「ザ・ミッション 非情の掟」の5人と敵の狙撃手の関係を思い起こさせる。ユアンとチュンが二人で料理を作りながら友情を育んでいく件も何とも言えずよい。紙クズサッカーのあの感覚というか。 エリート刑事レベッカを演じるケリー・チャンは今回彼女が今まで演じた中で一番クールなこの役を見事にこなしたと思う。彼女のような美人だからこそ、この役は務まるのだ。 今まで善人役ばかりだったリッチー・レンだが、本作では冷酷な強盗団のリーダーを凄みのある力演で見せてくれた。僅かに見せる笑顔が余計に引き立つ。 そして俺的にはコメディ俳優ということで今イチ評価してなかったニック・チョンが執念で犯人を追い詰めるモーレツ刑事を気迫漲る演じっぷりを見せ、俺的に株価高騰。 トーさんマジックにかかって、メジャー級の三人が三人とも、見事にイメージチェンジをしてみせたわけだ。 また大陸の殺し屋で落ち着いた雰囲気の男を演じるユウ・ヨンは俺は初めて見たんだが巧い。表情ひとつ、仕草ひとつに味があり、深みがある。本土の俳優さんはやるね。 サイモン・ヤム、ラム・シューにマギー・シュウの「PTU」組出演も嬉しい。マギー・シュウは今回「PTU」とは全く違うヤリ手の報道官役で、キャリア女性っぽい雰囲気が非常によかった。 冒頭の7分間の銃撃戦は非常に計算されたカメラワークで、ステディカムとクレーンを組み合わせた縦構図の映像が非常に濃密な緊張感をかもし出していた。見えない銃弾が飛び交う中にいる感覚。マイケル・マンの「ヒート」の12分間の銃撃戦に勝るとも劣らない迫力だ。 今回は全体的にクレーン撮影を多く使い、画面の奥行きを計算したような画作りが効果的だった。全編のほぼ半分は銃撃戦という思い切りようも凄い。トー監督得意の光と影のコントラストは今回無かったが、非常にドライブ感のある映像に「こんな事もできるんだぜ」という監督の懐の深さをまた改めて思い知らされた。 劇伴がどこか押井作品の川井憲次を思わせるようなもので、それで思い出したのだけどこの映画、どことなく押井監督の「パトレイバー2」にモチーフが似ている気がする。 トー監督自身、9.11が発想の元になったとも語っているようで、メディアを通して事実は如何様にも歪める事ができるという強烈な皮肉がこの映画には込められていると思う。 そしてまた、マスコミというものの下世話さと無責任さも。 広島で起こった少女殺害事件で、容疑者である外国人男性がなぜ逃亡できたか。 それはマスコミの加熱取材のせいで警察側が犯人の尾行を妨害されたせいだという。 そして被害者家族やその周辺への、家宅侵入まで犯しての無神経な取材。 マスメディアであるという巨大な「権利」を盾に、事実はある時は歪められ、ある時は誇張され、あまつさえ捏造されて我々に伝えられる。 俺たちは日々、マスコミがたれ流す事件という「ショー」を楽しんではいまいか? この映画の突き放すようなエンディングは、我々にそんな事を考えさせる。 トー先生入魂の一作。刑事アクション好き以外も要マークの作品だと思う。 公式サイト ぐっとほっと香港.com
by Gun0826
| 2005-12-04 01:20
| Movie
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